三宅克幸ちょっと気になっています

いわゆる「テリトリーシェア」という恋愛テクニックは、ときめいている男子の家の近辺のことを語り出したときに「個人的に一番目星をつけてたカジュアルフレンチの店のある住所だ！」と過剰に反応するという手段。

両想いの女の人や恋愛中の男性、ご主人のいる人や付き合っていた人とケンカ別れした人が恋愛相談を切り出す状況だと、申し込んだ相手に好意を抱いている可能性が大層あります。

恋愛相談を経て、違和感なく最も好意を抱いている男の子や女の子にぶつけていた恋愛感情が、相談に乗ってくれている男の人/女の人に風向きが変わってしまうという実例が存在している。

数日後からは「こんな意見を持っている男性/女性との出会いに的を絞ろう」「男前とごはんに行きたい」と人にしゃべりまくりましょう。あなたを心配した慈悲深い友人が、確実にイケメンとの仲を取り持ってくれるはずです。

帰りが遅い…浮気なの！？とか恋人に後ろ暗いところがありそうだとか、恋愛は悩みを逆手に取れば強くなれるっていう考え方は嫌いじゃないけど、悩みすぎた果てに仕事をほっぽり出し始めたら危ないです。

実際に、小学校の頃から連続して女子しかいない学校だった女からは、「恋愛願望が肥大化して、社会人になる前は、同級生の男子をパパッと恋人のように勘違いしていた…」なんていぶっちゃけトークも知ることができました。

恋愛においての悩みという気持ちは、時節と背景によっては、過剰に相談することが困難で、困難な心理を隠したまま日々の暮らしに埋没してしまいがちです。

異性の遊び仲間に恋愛相談をしていたら、なんとなくその仲間同士が両思いになる、というハプニングは老いも若きも関係なくしょっちゅう出現している。

女性用のトレンド雑誌では、代わり映えもせず多数の恋愛の戦術が書かれていますが、腹を割って話すと９割９部実戦では箸にも棒にもかからないケースもあります。